2011年12月06日

◆整体の限界

昨日のブログを多くの方が見てくださって
メールやコメントをいただきありがとうございました。


私は5年間 整体の仕事をさせていただいてきました。
「かんのんやま施術院」は山奥だというのに多くの方に来ていただきました。

そして「よくなったよ~」とか「全然肩こりしなくなったよ」「薮崎さんすごいね」
というお言葉をいただくことも多くなりました。

私も技術の研修に参加したり、運動療法も勉強したりして独自の施術を開発しました。

しかし、、、、

交通事故で息絶え絶えの三女には 何もしてあげられませんでした。

手をグーパーグーパーして 泣き出しそうな自分を制することしか
あの時の私にはできませんでした。

なんという無力感。

家族の健康のためにと始めたカイロプラクティックの勉強。
少しでも家族と友達のためになるならと必死で勉強してきました。

でも、、、

人工呼吸器をつけ、体を固定され、
体中のあちこちから点滴やら投薬のチューブがのびて
反射のみで目を少し開く三女

心拍と血圧と呼吸数の数値だけが容態を知らせてくれました。

このような緊急時にはやはり医師や看護師の力に
すがるしかありませんでした。

施術にみえる患者さんから「整形行ったって何にもよくならない」と
お話を聞くことが多く、あまりお医者さんをよく思ってなかったのが
事実です。ゴメンナサイ。

こんな時は、そんなこと口が裂けても言えません。

「思ったことも謝りますから、どうかこの子を助けてください。」

本気でそう思いました。

また、静岡こども病院の先生方看護師さんは本当に
いい方ばかりで、素晴らしい病院だと思います。

医師の方々は生死の境目の患者さんと日々向き合っているので
「肩こり・腰痛・片頭痛」という慢性症状は得意とされていない
だけなのです。

骨折したら、つながる…までがお仕事なのです。


そこからが私たちの仕事なのだと思いました。


以前カイロプラクティックの勉強会でこんな話を聞いたことがあります。

カイロプラクターは心臓発作で事故を起こして
瀕死の患者さんを救うことはできない。
だがしかし、その方が心臓発作を起こすような症状になることを
止めることはできる。

私はこの言葉を胸に今まで施術の仕事をしてきました。

「予防こそ、最良の治療である」

痛みや不調がよくなっても、さらにそこから二度と同じような
症状にならないようにすることが重要なんだ

ということをこれからも伝えていきたいと思います。








Posted by かんのんママ at 21:54│Comments(0)
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